コラム

もっと小さなフラワーベースへのチャレンジ

ものづくりブログの続きです
名古屋の社長から
フラワーベースの企画を頂いたところから
はじめさせて頂きます

私がこれまで開発した商品である
ケンザン・プリーズと天使の浮輪は
ガラス器用の花留めであったことから
私の企画頭のどこかしらに
クリアーのフラワーベースへの憧れがありました

海外工場に到着して
名古屋の社長が製作される
オリジナルのフラワーベースに関心させられながら
しばらくたって私の順番となりました

日本で粘土で作ったフラワーベースのサンプルを
机の上へ披露したとき
名古屋の社長はもの言いたげではあったのですが
職人さんに指示して下さいました

待たして頂くこと数時間
私の企画したフラワーベースが
どんな風に仕上がるのか思いをめぐらしながら
とっても長くてすごく短い不思議な時間が経過した後に
フラワーベースが私たちの目の前にやってきました

職人さんは開口一番
「こんなに小さなフラワーベースは需要が無い」
とおっしゃったのですが
私としてはこれまで企画してきた花留めは
お花が少なくても楽しめることがコンセプトだったため
目の前にあるこのフラワーベースも
最後のさいごの残り花を
可愛くかわいく活けて楽しめる商品として
必ず受け入れられるという自信がありました

ただ私が作ってきた粘土のサンプルとは
決定的に異なる一箇所があったため
その違いを
言葉の伝わらないこの職人さんへ伝えることができれば
もっと可愛いフラワーベースになるはずだと思い
それをどうにかして伝えることを次の目標にしたのでした

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