コラム

独り立ちできたケンザン・プリーズ

前回のお話は少し説明が多くなってしまいましたね
少しでも早く
私の師匠格である名古屋の社長にご登場頂きたかったので
あのような感じになりました

本日も
3回目になるケンザン・プリーズのお話を致します
当初の予定では
1つの商品につき1つのお話で振り返れたらと思っていたのが

3回にわたりブログすることになって
あらためて
このケンザンが自分の出発点なんだなと少し感慨にふけってしまいます

さて本題へと入りますが
皆様のうちどのくらいの方が
特許の「申請に関するあらまし」をご存知なのでしょうか

私は父親の影響により
特許が身近なものであったため

「ものづくり=特許取得」を目指して商品開発に取り組んできました

このお話をすると
「いくら儲かってんの?」と勘ぐられてしまいがちですが
実際のところはそんなに簡単ではありません

商品から始まるご縁に本当に感謝しております

特許権は
実用性があり独創的で無くてはなりませんし
発売前の商品でなくてはなりませんし
取得に費用がかかりますし
取得後も毎年更新の費用がかかります

私のケンザンの場合は
プラスチック用の金型が必要なため
それだけでも多額の初期投資となります

それらの努力が
ヒット商品に必ずなるのでしたら
誰もが開発の手を緩めませんが
「特許商品=ヒット商品」の公式は絶対成り立たないため
企画するにはそれ相応の覚悟とコストが必要です

そんな大変な特許にトライする理由は
私が作った(オリジナル)商品です!
ということを公にする力があるからです

無い知恵を振り絞り企画してできた商品を
さまざまな梱包のお化粧をして
皆様の前へとお目見えさせます
そのかわいい商品たちに対して
胸を張って「プリーズの製品です」とお伝えするには
特許の取得が一番理解して頂きやすいと考えたからです

特許にまつわるエピソードも沢山ありますが
一つお披露目させて頂けるのでしたら
ミニ丸ケンザンは数年前に
ある女性向け化粧品メーカーの春キャンペーンの販促物に決めて頂き
その結果40万個余り納品させて頂きました

この時は先方の担当者から
「ケンザン・プリーズは特許商品だから安心」と言って頂きました

私の子供のように愛する商品達が一人前になれた瞬間でした

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