コラム

あげたい思いの先にさせる商品づくり

恥ずかしながら
昨年の12月14日から更新していなかった
ものづくりブログを再開いたします

通常ブログと異なり
思い入れが強い分だけ筆が進みにくいのですが
1ヶ月に1度ぐらいは
会社の軌跡として書き進めていきたいと考えています

<これまでのおさらい>

ガラス器用の剣山である
吸盤付き"ケンザン・プリーズ"を発明した私は
お客様からの期待もあり
フラワーアレンジに最適な花留め"天使の浮輪"を世に出し
共に大ヒット商品となりました
特許も頂いていたことから華道・雑貨等の多方面で御使用頂きました
その後
商品を通じて深いお知り合いとなった名古屋の社長から
フラワーベースの企画に挑戦させて頂き
"天使の花入れ"という名の
従来のガラス花瓶とは一線を画すミニミニサイズの商品を作り
花瓶以外にもインテリアとしての需要を生み出したことで
これまた大ヒット商品になったのでした


私が商品作りをするときの根底に
「この商品は誰かにあげたいかな?」と自問自答する行為があります
そのあげたい気持ちが強ければ強いほど

  • 世の中になく
  • 喜ばれることが多い商品

と考えているのですが間違っているでしょうか

プリーズのカタログをご覧になったことのある方でしたら
お気づきかもしれませんが
私は商品の横広がりな企画をあまりやりません
大・中・小サイズの商品展開には
それなりのニーズがあるということを百も承知していますが
プレゼントした方をびっくりさせたい気持ちがあるので
その意味では大きさ違いの商品に私自身が響かないのです

もちろん
沢山種類があることで(お客様に)選択する喜びができ
それがショッピングの醍醐味であることも分かっています

ただ2000年頃までは
今のように展示会へ出展していなかったので
自分が作りたいものを追い求めて
時間に縛られることなく商品化していた時期でした
そのため販売して下さるお客様の
"売り場展開"のようなことは気にすることもなく
自分の感受性に任せて商品を作っておりました

次回は
その頃の商品作りのお話ですので
完成までの紆余曲折を私自身が最も楽しんでおります

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